第一歩は横浜から 11月29日(土)に横浜の日本新聞博物館で開催された関東ブロック新聞教育研修会の様子です。今回は第一回ということもあり、準備から会場設営そして司会進行などすべて、研修会を企画した有志の4名の先生が中心になって運営しました。 全体の司会を担当する栃木の山田先生 開会挨拶は千葉新聞教育研究会会長の小嶋先生 資料を見ながら発表を聞く参加者 神奈川研の関先生は学級新聞を話題にしています
参加者との交流 今回は実践発表を最初に行い、その後参加者との意見交換、交流の時間をできるだけ長くとりました。このように、主催者と様々な世代の参加者が研修会の中で意見交換をする研修会の形は、珍しいと思います。大学や専門教科としての研修、研究会ではなく「新聞教育」という共通の目的意識をもった人が集まった研修会ならではの自由な雰囲気が、この日の研修会にはありました。 意見交換を行なう発表者と参加者 参加者が熱心に質問をしています 参加者が日頃から取り組んでいる新聞づくりを披露する場面も 会場のあちらこちらで新聞の話題に華がさきます
新聞は裏切らない! 研修会の最後に日本新聞協会NIEコーディネーターの関口修司さんより『新聞は裏切らない~新聞教育・NIEの可能性~』というタイトルで講話をしていただきました。新聞とネットとの情報の質の違いや、今年度の全国学力・学習状況調査の集計結果から、新聞を読む頻度と特に小中学生の国語や算数、数学の平均正答率との相関関係についての解説に、会場にいる参加者たちは熱心に耳を傾けていました。「先生方は、新聞やNIEはよいとわかっている。経験上その確信はあるけれど、確証を示すとなると急に心もとなくなる。仲間を増やしていくためには、新聞をつくることの教育効果の確証を得る取り組みをも必要となる」この言葉に大きく頷きながら聞いている参加者。明日からの新聞教育の取り組みに、勇気と元気をいただくことができる研修会となりました。 周到に準備された資料をもとに講演をされる関口修司先生 会場には各地区で作られた新聞作品が掲示されていました 色鮮やかな新聞は人目を引きつけます 皆で協力して作る新聞はクラス作りにも貢献します